特別区政策政策・実績

中央区

世界に誇れる
わくわくゲートウェイシティ

2014.08.07 中間試案

理念

※大阪城
  • んでもありまっせ 中央区
  • ぎわいと人情のまち 中央区
  • くわくゲートウェイシティ 中央区

中央区は、大阪城や四天王寺など数多くの世界に誇れる歴史的建造物や、国立文楽劇場など、名だたる文化の中心となる施設があり、歴史と文化の息づく、文字通り「大阪の中心」として発展してきました。グローバル化や少子高齢化の進展により、中央区をとりまく社会情勢や環境は大きく変化し、たくさんの課題が生じています。より身近でいち早い取り組みをすすめ、多様な行政ニーズに対応することで、すべての人が「ここでずっと暮らしたい」「子どもを産み育てたい」と思えるまちづくりを進めていく必要があります。

このマニフェストは、中央区が、それぞれの地域の特性を活かしながら大阪経済・観光の牽引役で、人の集まる、にぎわいと人情にあふれるまちであるとともに、世界に開かれた大阪のゲートウェイとして成長することをめざしたものです。

中長期目標

歴史と文化の息づく活気ある大阪の象徴へ

豊かな歴史と文化の息づく情緒あふれる文化都市・大阪の魅力を向上させるとともに、「食いだおれ・遊びだおれ」のまち・大阪の中心として、食べて遊んで楽しくなんでもそろう「大阪文化にふれられるまち」として、世界に誇れる観光都市へ成長していきます。

情緒あふれるまち並みの形成

  • 大阪城や四天王寺をはじめ、数多く残る歴史的史跡の保存をすすめます。
  • 国立文楽劇場や新歌舞伎座など、既存の文化施設の有効活用をはかります。
  • 地元神社や地域の祭りを保存し、継承します。

若者からお年寄りまで楽しめる「おもてなし」のまちづくり

  • 「食文化の発祥と集積のまち大阪」の魅力を、全世界に向けてPRするとともに、関西国際空港へのアクセス強化により、海外からの観光客を増やします。「Cool!でCawaii大阪」へ。
  • 居心地のよい集まりやすい憩いの場を充実させていきます。
  • 多言語対応できる「おもてなし人材」の育成をすすめます。

産業振興とイベントの充実

  • 大阪観光の中心として観光産業の振興をはかります。
  • 商店街の活性化により、活気ある大阪の象徴にします。
  • FE(電気自動車)レースの開催など、区民一体型のイベントの充実をはかります。 ※フォーミュラレースの開催

西成地区の官庁街化

  • 西成地区を行政の中心に生まれ変わらせます。

世界に誇れる日本一の「文教都市」へ

歴史と文化のまち・大阪で、地域の将来を支える子どもたちのために、少子化の進展するなか一層の教育の充実(質の向上)をはかるとともに、将来のための投資を促進することで、グローバル時代に活躍できる人材を育成していきます。

教育の質の向上

  • 学校の適正配置をすすめ、子どもたちにきめ細やかな教育を提供します。
  • 公募校長制度の充実等により、特色ある学校づくりを推進します。
  • 学校給食を通じ、食育を推進します。
  • クラブ活動指導者に外部人材を登用できるようにします。
  • スポーツを通じての人間力の強化や、子どもたちの生きる力の育成をはかります。
  • 遊びを通じて、子ども達が生きる力を養うプレーパーク(冒険・遊び場)を設立します。
  • 企業家等による特別授業を実施します。

グローバル人材の育成

  • 英語によるディベートスクール事業の実施や、ネイティブスピーカー教師の増員により、子どもたちが、より充実した英語教育を受けられる環境をつくります。
  • 留学生との交流事業、文化の相互理解をはかります。
  • 大学や国際学校の誘致をすすめます。
  • 学校教育のICT化をすすめます。

青少年の健全育成

  • 青少年の健全育成に取り組み、まちの活性化をはかります。

より便利で安心できる住みやすいまちへ

都心の現在の交通ネットワークに加え、交通アクセスの再整備を行うことで、都市としての魅力を高め、世界中からあらゆる人を呼び込ます。また、まちとしての防災・防犯機能を高め、住民にとってより便利で安心できる住みやすいまちづくりをすすめていきます。

鉄道ネットワークの再構築

  • 「なにわ筋線」が導入され、関西空港利用者の利便性が向上すれば中央区が大阪の玄関となり、 世界中の人・モノ・情報が集まり、産業振興・雇用の創出など経済成長を実現させます。
  • 次世代路面電車「LRT」の導入により、低コストで、人に優しく利便性の高い交通アクセスを普及します。
  • 「南海汐見橋線」を活かした沿線未利用地再生等のまちづくりをすすめます。

民間の力を利用した再整備

  • 民間の力を活用し、「水都大阪の中心、水の回廊や中之島周辺エリア等」の再整備を行います。
  • 従来の鉄道ネットワークを活かしたまちづくりとしての駅前周辺の再整備を行います。

防災・防犯機能の向上

  • 防潮堤の増強をすすめます。
  • 参加体験型の被災訓練の実施等、防災教育を充実させます。
  • 深夜帯の青色パトカーの運用を強化します。
  • 防犯カメラや街灯を増設します。

「“育・働”隣接のまち」の実現へ

子育てしやすく、働きやすい「“育・働”隣接のまち」を実現するために、地域全体での子育て支援をすすめるとともに、さまざまな子育て優遇政策を実施します。働くお父さん・お母さんにとって、日本で一番子育てのしやすいまちをめざします。

働くお父さん・お母さんの支援

  • 待機児童の解消をすすめます。
  • 小規模保育事業(保育ママを含む)をすすめます。
  • 放課後事業の時間延長・多様化に取り組みます。

子育て中・妊娠中の親への支援

  • 子育てスタート応援券などバウチャー制度の充実をはかります。
  • 予防接種の補助拡大をはかります。

子育ての質の向上

  • 保育士研修を充実させ、保育の質の向上をはかります。
  • 長時間保育や日曜保育の実施をすすめます。

子どもの安心安全

  • 子どもの登下校時の見守りパトロールの充実をはかります。

すべての人が暮らしやすいまちへ

今後、高齢化の進展により、福祉に対するニーズはますます高まっていくことが予想されます。効率的で質の高いサービスの提供により、すべての住民が安心して生活できるまちづくりをすすめていきます。

年齢にかかわらず安心して暮らせるまちづくり

  • 高齢単身世帯の増加に対応するため、これまでの地域活動との連携をはかりながら、「新たな見守り体制」を再構築します。
  • 認知症の方も安心して暮らせるよう、調査専任チームを立ち上げるなど、通報から調査までを的確に行う仕組みをつくります。
  • 高齢者施設(福祉住宅・介護センターなど)の適正化をはかります。
  • 子どもたちへの「貧困の連鎖」を防止します。
  • 駅前のバリアフリー化など、すべての人が住みやすいまちをつくります。

すべての人が暮らしやすいまちづくり

  • 歩きたばこを禁止し、路上喫煙の禁止エリアを拡大します。
  • 駐輪場の設置等により放置自転車対策をすすめます。
  • 自転車の運転ルールの徹底により、運転マナーの向上をはかります。
  • スポーツ施設の充実により、住民の健康の維持向上に努めます。
  • 多言語対応可能な医療機関の設置をすすめます。
  • 区民一体となったイベントの実施により、住民同士が顔を合わせる機会をふやすとともに、新住民を受け入れる環境整備や地域活動の担い手を育成します。
  • 現在の区役所を出張所として活用するとともに、民間サービスの範囲拡大により、今まで以上に、身近で便利な住民サービスを実現します。