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第41回(2021.05.05)平野 良子

2050年にはプラスチックごみが魚の量を超える

近年、海の生物の数や種類はどんどん減っていることに気づいていますか?

これは世界の海に流れ込むごみや化学物質、油などの量が増えているからです。このまま何もしなければ2050年にはプラスチックごみが魚の量を超えるとも言われており、環境と経済に大きな影響を及ぼしつつあります。

人間が出すごみや有害な化学物質が海に流れ出し、海洋生物に絡みついたり生体内に摂取されたりすることが原因で、生物は命を失ったり生殖能力を失うことがあります。実際に大量の魚や生物が死んだりして量が減ってきています。また、世界のサンゴ礁は、全体の約20%が事実上破壊され回復が見込めません。残るサンゴ礁の約24%も、人間の活動が原因で差し迫った破壊のリスクを抱え、さらに残りのサンゴ礁も長期的にみると破壊の脅威にさらされています。

私は子どもの頃から海やイルカなどの海洋生物の魅力に夢中になり、それらを守りたい一心で、大学では環境問題や生物について学び、卒業後は「水質関係の公害防止管理者」として、海洋汚染を食い止めるための仕事をしていました。簡単に言えば人間が汚した水(生活排水や工場排水)を処理施設で自然界に害にならない状態にして河川や海域に戻す仕事です。その技術を身につけて、開発による汚染が深刻な中国や発展途上国で水処理技術を提供したいという夢を抱いてきました。子育てが理由でその仕事を離れて随分経ちましたが、今でもそれを諦めきれずにいます。

では、なぜ海洋環境や生物多様性を守る必要があるのか、わかりますか?

わたしたちが生きている地球は、海が大部分を占めており、海が地球のシステムを支えているからです。さらに、私たち人間は、生きるために必要なものを海洋環境から賄っているからです。

例えば、自然界から魚介類などの食料をはじめ医薬品、バイオ燃料などの製品、重要な天然資源の供給や、気候の安定や水質の浄化などの調整サービスを受けているほか、栄養塩の循環や光合成などの恩恵だけでなく、その美しさなどによる精神的な恩恵も受けています。

これらは、地球上で長い時間をかけて多様な生物により絶妙なバランスを保たれながら育まれてきたもので、人間の力と知恵では決してつくることはできず、一度失われたら二度と元に戻すことができないものなのです。

だからこそ、この素晴らしい海を守るために、これまで私が身につけてきた知識、経験、想いを、政治の世界でも活かしていきます。

平野 良子

松原市

平野 良子

ひらの りょうこ

次回は山根 ひとみ議員です。

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