Relay Column Verdeのメンバーがリレー形式で毎回コラムを書いていきます!随時更新

第2回(2014.08.11)

女性の活躍推進活動について

少子高齢化社会を迎え、女性の活躍推進活動が世界的な広がりを見せています。
最近、注目されているリケジョの場合、確かに女性研究者数は右肩あがり、日本での女性研究者の割合は14.4%と過去最高を記録しましたが、欧米などの主要国、例えばロシア41.2%、イギリス37.7%、お隣の韓国は17.3%と世界の主要国と比べると最低レベルという残念な結果に(2013.3.31現在)。
また各国・地域の議会に占める女性議員(日本では衆議院)の割合は日本8.1%で、なんと世界189カ国中127位(2014.1.1現在)重ねて世界経済フォーラムが行っている「男女平等(ジェンダー・ギャップ)指数順位2013年版」では、日本の男女格差指数の順位は136カ国中105位…(涙)
私の所属する大阪市会では全議員86名中、女性13名で15.12%と健闘しているのですが、大阪府議会は105名中、女性7名で6.7%と少ない割合にとどまっています。
行政視察で全国の役所を訪問することも多いのですが、地域によっては女性議員ゼロの議会もあって驚きです。
今年4月には人事院総裁に初の女性総裁が就任されたことは喜ばしい限りですが、安倍政権の目指す企業の指導的地位に占める女性の割合30%にはほど遠く、上記の例に挙げたように世界的に見て、日本国内における女性の政治・経済活動や意思決定の参画指数は年々低下しているのが現状です。

先日も東京都議会で女性議員に対するヤジが大問題になりましたが、私も地方議員として地域や議会で活動する中、女性の地位は確立しているとは言えないなあ…と寂しく感じる場面が多いのは事実です。
女性の敵は女性という嫌な言葉がありますが、ここは、女は女同士!仲良く協力して、一歩一歩、地位向上の活動を進めていくしか道はないと思っています。本来、女性は産み育てる性として戦いを避ける本能がありますから、女性が世界でより活躍の場を広げられれば戦争やテロなどという殺戮は激減する筈。
今の世界情勢を鑑みても残念で仕方がありません。しかし悲しんでばかりもいられません。物事を改善する為には、自分でできる範囲でも良いから何らかの行動を起こしていくしかないのです。物事の重要な部分は要(かなめ)です。これはご承知のとおり西の女と書きます。東を東京と称するのに対して、まさしく西は大阪を指しますから、西の女とは大阪の女性のこと。まずはここ大阪から日本全国に向けて女性力の発信をしていきましょう!

さて大阪市では平成26年7月29日(火)~8月29日(金)まで「大阪市女性の活躍促進アクションプラン(案)」についてのパブリックコメントを実施しています。(http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000275459.html
大阪市にパパ・クォーター制が導入される可能性大です。私も会議で発言し意見は言ったものの、こんなに早く実現に向けて取り組まれるとは思っていなかったので嬉しい驚きです。橋下市長のもと大阪市政改革は迅速、確実に進んでおります。是非、皆様にも実感していただきたいと思いますので、大阪市政にご意見をお寄せください。ご一緒に政治改革して参りましょう!

広田 かずみ

副局長大阪市福島区

広田 かずみ

ひろた かずみ

次のバトンは伊藤 良夏さんに、お渡しします!

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